合同葬とは会社と遺族が合同で葬儀を運営していく葬儀のことを言います。喪主が施主として主体的に運営していく一般的な葬儀や会社が運営主体として執り行う社葬とは運営主体の違いがあります。それだけではなく、合同葬ではご遺体を安置しながら執り行うために準備期間が十分に用意されておらず、遺族との会談、関係企業への連絡、日程の告知など慌ただしくなります。
ですので、事前にどのように行うか考えておく必要があります。宗派について、基本的に遺族側の宗派で行うために無宗教を方針を立てている会社であれど遺族に宗派を確認しなければなりません。合同葬のメリットとして一般的な社葬では会社がすべてあるいは殆んどの費用を負担しなければなりませんが施主に遺族を加えることで費用を抑えることができます。
その費用の割合や内容については遺族と会社の双方の相談によって決定されます。
合同葬が行われる時には、バスなどの交通事故等で多くの方が一斉に亡くなられた時等に、故人一人一人の葬儀を行うのではなく、合同葬を行います。バスツアーや飛行機等で移動されている時に不運にも事故に遭われた方達の供養を行う為のものでも有ります。
中には身元の確認の取れない方もいらっしゃいますが、その事故に巻き込まれたのは間違いのないと判断された場合には遺影のみの葬儀になります。亡くなられた方の無念の悔しさを感じながら、残された親族の方の悲しみや悔しさ・信じられないと言う悲しさを感じながらご焼香を行い、最後のお別れをしていきます。
受け入れがたい事実で有る事を再認識しながら参列をしていきます。過去にも幾つかの実例があり、全国的にもニュースで流れる等の事にもなりました。時が立ってもお身内を亡くされた方の悲しみは計り知れないものとなっていきます。