葬儀や法要のマナーとして、故人の臨終から一周忌の流れは把握しておきたいですね。形式や規模によって異なる部分もありますが、臨終から通夜、葬儀をへて一周忌法要までの流れを、仏式を例えに追っていきます。手順としてな、神式やキリスト教式にも共通することがほとんどです。
まずは、故人の臨終です。身体のお清めや病院への支払い、自宅や通夜会場への搬送が必要になります。次に通夜などの打ち合わせを行います。地域や家計によっては形式や規模が異なりますので、要望をきちんと伝えましょう。
形式や日時が決まりましたら、来ていただきたい方々へ通知を行います。隣近所や町内会へのあいさつも済ませておくとスムーズです。通知を終えたら通夜、葬儀です。準備もありますので、何かと忙しくなるでしょう。その後は火葬や遺骨迎え、事務処理を行います。
そして、四十九日法要、香典返し、納骨、一周忌という順を辿ります。
ここ数年、火葬式というお通夜も告別式も行わない葬儀を選択するケースが増えてきています。宗教や様々な決まり事にとらわれたくないと感じている人が多くなっているのがその理由です。火葬式は火葬のみを行うので、基本的には枕飾りや祭壇などを必要としません。
故人が亡くなったことが告げられたら、葬祭業者を選び、遺体の安置場所を決める必要があります。遺体を安置した後、火葬の日程や火葬前の読経など、葬祭業者との打ち合わせが必要な場合もあります。遺体を自宅に安置する場合は、近親者で一晩中故人と一緒に過ごすことが可能となります。
そうでない場合には、どこかの斎場などに預けるということもありえます。次の日に家族や親戚とともに棺に遺体をおさめ、火葬場へ向かうというのが、火葬式の基本的な流れとなっています。火葬式を行った場合、後日友人や知人などを招いてお別れの会を催すこともあるようです。